第3回在宅ケア推進市民フォーラムを開催しました!
平成26年11月1日 室蘭市市民会館大ホールにて第3回在宅ケア市民フォーラムが開催されました。
今回の市民フォーラムには、市民が約100名、医療福祉関係者が約100名の総勢200名の方々にご参加頂きました!本年は「住み慣れた町で生活するため地域は何ができるの?」をテーマに、例年同様の寸劇と解説を織り交ぜながら認知症の理解や地域で取り組んでいる支援などを市民の皆さんへ出来るだけ分かり易く解説させて頂きました。寸劇の内容としては、第1回目から続いている“豊浦町でイチゴ農家を営んでいた夫婦の夫:伊達登(だてのぼる)さんと妻:伊達蘭子(だてらんこ)さんのその後の生活”を描きました。
<今回のあらすじ>
夫:伊達登さんの再入院に伴い、認知力の低下した妻:蘭子さんはグループホームへ入所する運びとなりました。しかし、自分の家に帰りたい想いから蘭子さんは行方不明となってしまいます。その後、無事に保護はされたものの、その母の想いを知った遠方に住む娘:みさきさんは夫の了承を得て、母の介護をするため豊浦町へ一人帰省する事を決心!しかし、認知症の介護は思うように行かず心身ともに疲れてしまいます。そんな時、みさきさんは地域にある支援の事を思い出してケアマネジャーへ相談をしました。そこからは、ケアマネジャーをはじめサポート体制が改めて動き出し、蘭子さんとみさきさん親子は何とか穏やかな生活を取り戻す事ができました・・・・。
伊達登さんと蘭子さんのお話はひとまずこれで完結となります。これまで市民フォーラムではこのご夫婦の生活通して、この地域にある様々な支援体制とその取り組みや加齢にともなう身体の変化・病気への理解、在宅介護の現状などをお伝えしてきました。今回のフォーラムでこの話もひと段落とはなりますが、すでに押し寄せて来ている超高齢化社会への課題や不安に対して、私達はこれからも市民の皆様方と一緒に考えていく事ができるよう活動を継続して行きたいと考えております。
市民の皆さんをはじめ、医療福祉に携わる皆さん、これからも力を合わせ・話し合い・互いに支え合いながら、私達が住んでいるこの“地域”を住みやすい地域へとして行きましょう!今回のフォーラム開催にあたり、参加して頂いた皆様、協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました!!
報告者:連絡会幹事広報担当 成田元気(理学療法士)