定例会開催報告 第75回定例会「支援を拒むセルフネグレクト」
定例会開催報告 第75回定例会「支援を拒むセルフネグレクト」
皆さん、こんにちは!歯科衛生士の中村です。
コロナもだいぶ落ち着き以前の日常生活が戻りつつありますね。
長いマスク生活に慣れてしまい、マスク無しの自分の顔を見られるのが何だか照れくさい気持ちになるのは私だけでしょうか??
先日、第75回定例会がオンラインで行われました。テーマは「支援を拒むセルフネグレクト」です。セルフネグレクトと聞いて真っ先に義父が思い浮かび、今回の事例と重なることも多く家族としての気持ち、専門職としての思いの両方の立場から考えることができました。
ミニレクチャーでは「高齢者の虐待について」地域包括支援センター白鳥ハイツの社会福祉士 本堂裕恭さんにご講演して頂きました。高齢者虐待は【身体的】【心理的】【ネグレクト】【経済的】【性的】の5類に分類されている事など、それぞれについてわかりやすく説明をしてくださいました。今回のテーマでもある「セルフネグレクト」とは自らが食事や掃除など適切な医療や介護などを拒否し生命にも危険が及んでしまう状況です。事例検討ではそのような支援を拒むセルフネグレクトのケースについて室蘭市地域包括支援センター母恋の社会福祉士 戸ノ崎和樹さんがご報告して頂きました。事例報告後は、グループに分かれ事例を基にどのように対応していったら良いのか、それぞれの立場から話し合いをしました。ディスカッションする中で様々な職種の見解はとても面白く、勉強になり、早速仕事で患者さんの対応に使ってみると上手くコミュニケーションをとることができました。
高齢者虐待が年々増加傾向であるそうです。自分たちも今後そのような場面に遭遇することがあるかも知れません。虐待を見つけたら、まずは包括に連絡を下さい!と話されていました。早期発見・早期対応が大切です!皆さまの観察力で一人でも多くの高齢者が安心して過ごせるように対応を宜しくお願い致します。
久しぶりに参加しましたが、とても楽しいグループワーク、横のつながり・顔の見える関係が大切なのだと強く実感した定例会でした。次回の定例会が楽しみですね~!