定例会開催報告 第41回「「地域のチカラを活かす組織づくり~困難を抱える人々とともに、よりよき社会をつくる~」

2016-01-27

皆さまこんにちは、当会幹事の成田元気です。今回は、平成28年1月18日に開催した定例会について報告致します。

当日は、今シーズン最大級の寒波が押し寄せる大荒れの天候の中、一時は中止になるのではないか?先生はお越しになれるのか?参加者はたどり着けるのか?と心配をしておりましたが、悪天候の中にも関わらず40名以上の方にご参加いただきました。ありがとうございます。

第41回定例会(1月)の広報

さて、この度の定例会は、医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろ院長の土畠智幸先生を講師としてお招きし、『地域のチカラを活かす組織づくり~困難を抱える人々とともに、よりよき社会をつくる~』をテーマにご講演頂きました。

講演では、稲生会の発足や活動を通して、業務プロセスの改革による「主体性」や「専門性」を引き出す組織づくり、マネジメント等の学びを得るための取り組み等の紹介をお話し頂きました。
そして、現在のビジョンとして「すべての職員がリーダーシップを発揮する組織への変革」(サーバント・リーダーシップを発揮する逆ピラミッド型組織)を紹介して頂きました。この言葉は初めて聞く言葉ではありましたが、リーダーが上に立つのではなく、下で皆を支えながらリーダーシップを発揮するという考え方で、職員の主体性を引き出すためにはとても重要な取り組みであると感じました。
そして、まとめでは「いま目の前にいる患者・家族に対するサービスの提供」に加えて、「目の前にいない患者・家族」や「地域社会」の事を考える必要性についてお話しして頂き、自分自身にとっても新たな視点を得るとても有意義な定例会となりました。

天候が良ければ、もっと多くの方に土畠先生のご講演を聴いて頂けたのではないかと残念に思います。今度は天候の良い日に、ぜひまた先生のご講演を聞ける機会がある事を楽しみにしております。

Copyright© 2013–2024 西いぶり在宅ケア連絡会 All Rights Reserved.