定例会開催報告 第43回「地域包括ケアと住まい、シニアの社会参加」

2016-04-04

皆様こんにちは、幹事の成田元気です。今回は、平成28年3月25日に開催された定例会について報告致します。今回の定例会はNPO法人シーズネット理事長の奥田龍人先生をお招きして、『地域包括ケアと住まい、シニアの社会参加』をテーマに講演形式の定例会を開催しました。

第43回定例会(3月)の広報

奥田先生は冒頭で、2015年は老人福祉事業者の倒産が過去最悪であった事、その中でも生き残るために事業展開を図っている事業所があり、その組織では根拠のある訓練による能力向上や中重度者の対応、他との差別化等を行っており、そういった事業展開を考える事で持続的成長の可能性がある事についてお話をされました。

そして、地域包括ケアの目指すところとして、現在の医療・介護の状況や国が求めている事など、わかっているつもりでも把握が不十分で、実際に我々が直面している状況をとても分かりやすくご説明して頂きました。これらは知っておかなくてはマズイ!と感じる一時でした。

また、シーズネットの活動では興味深いものが多くあり、様々な挑戦と地域住民の求めているサービスを提供されておりました。すべては紹介できませんが、役割づくり・居場所づくり活動としてサロンで塾やボランティアと仲間作りの融合、地域支援事業と独自事業の組み合わせ、認知症低下予防の学校「脳若塾」の取り組みなど様々ありました。それらを平均年齢73歳のシニアの皆さんが行っている事にさらに驚きました!

地域包括ケアの推進には、老若男女、そして様々な職種や団体の協力が不可欠です。このように、自分達とは違う視点からの活動をさらに知る事により、新たな連携やアイデアが生まれて行くと思います。今回参加された皆さんにとっても有意義な時間となったのではないかと思います。奥田先生に心より感謝申し上げます。今後も、在宅ケア連絡会が一つの窓口として、繋がりを広げて行きたいと考えておりますので、次回の定例会も是非ご参加下さい!

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