定例会開催報告 第26回 『家に帰るためにできること』
皆さまこんにちは
第26回定例会担当幹事を務めました成田元気です。
8月18日月曜日に開催しました定例会の報告を致します。
今回は「家に帰るためにできること」と題しまして、日鋼記念病院患者サポートチームの皆様方にご講演して頂きました。
講演の中では、限られた在院日数の中で、システム化された早期からの評価・計画の作成、そして、それに関わる多職種の協働など、患者様がより良い形で退院できるよう行っている様々な取り組みについてのお話しを聞かせて頂きました。
なかでも印象的であったのが、開設当初は<退院支援チーム>で開始した組織だったのが、「患者さんの生活は退院で終わりではない!」との考えから、“退院後もサポートする”<患者サポートチーム>へと名称を変更させたというお話しでした。そして、その名の通り退院後も在宅ケアに関わる保健・医療・福祉連携部門との連携により、継続したサポートを実行されており、急性期から在宅までの継ぎ目の無い、とても素晴らしいシステムと連携を実践されているお話しを聞かせて頂きました。
グループディスカッションでは、「自分の立場で考える退院支援」と題しまして、事例を通して、「自分の立場で考えたらどんな支援ができるか」など話し合って頂きました。話し合いの中からは、早期からの関わりの重要性、在宅と病院との密な連携の必要性のコメントが多く挙がっておりました。この事からも、今回のテーマである「家に帰るためにできること」には、チーム活動・多職種連携・早期からの関わりがとても大切である事が皆で認識されたのではないかと思います。
今回の定例会を通して感じた事は、同一の組織の中だけでもチーム活動の効果を出すためには、これだけの努力が必要となる事を考えると、病院と在宅といった他組織でのチーム活動の効果を出すためには、まだまだこのような場を設けて継続して行く必要があるんだなぁと改めて感じました。今後も病院スタッフ・在宅スタッフ両方の参加が見込めて、お互いの理解を深められるような内容の定例会を継続したいと思います!!今後とも、どうぞよろしくお願い致します!