定例会開催報告 第28回 『緩和ケアチーム看護師による調整で、適切な意思決定に繋がった事』

2014-10-22

ひと雨ごとに秋の深まりを感じる季節になりました。寒くなってきましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

第28回「西いぶり在宅ケア連絡会」定例会の報告をさせて頂く歯科衛生士の伊藤です。

今回は「緩和ケアチーム看護師による調整で、適切な意思決定に繋がった事例」ということで、洞爺湖温泉病院 ホスピス長 岡本拓也先生と伊達赤十字病院がん看護専門看護師 鶴見紘子看護師を、お招きして伊達カルチャーセンターでの定例会でした。

第28回定例会(10月)の広報

 

大きなテーマ、どのタイミングで苦しんでいる患者さん、また家族に「緩和ケア」なるものを紹介したらよいのか?
鶴見看護師の機転の利いた配慮から、うまく意思決定に繋がった事例を紹介して頂きました。臨床倫理の4分割法「医学的適応・QOL・患者の意向・周囲の状況」から、チームの方向性を共有する大切さ、それぞれの立場・職種の人が疑問を感じたら、話し合える場が必要で、その為には今回の鶴見看護師のような、チームの橋渡し役の人が必要なのだと思いました。また、患者・家族・医療者(多職種)が関わることで、意思決定のタイミングがみえてくることもあるとの意見も出されました。

まだまだ「緩和ケア」なるものの認識が薄い一般人代表の私は、岡本先生のお話から、がん治療の始めから「緩和ケア」に関わった患者さんが長生き出来たお話を聞き、医師との信頼関係が時には治療以上に、人間の生きる力を引き延ばしてくれることに感動しました。

今回はいつもより少し少ない参加者でしたが、その分グループ発表で活発な意見交換ができました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。岡本先生・鶴見さんありがとうございました。

さて11月1日はいよいよ「第3回 市民フォーラム」です。在宅ケア劇団員?の皆さんが練習を重ねた寸劇の行方が気になりますね!多くの方が来場してくれますように・・・。

皆さん宣伝よろしくお願いします!

第3回在宅ケア推進市民フォーラム

 

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