定例会開催報告 第52回「事例検討のススメ」 ~自分ごと・お悩みごとでもOK!アローチャートを学ぼう~
皆様こんにちは。当会幹事の成田元気です。今回は平成29年1月16日に開催した、第52回例例会の報告を致します。
今回の定例会は1月・2月の連続企画として久々の事例検討をテーマとしました。そして、一回目の今回は事例を整理し分析するためのツールの一つである、『アローチャート』について学ぶ事を目的に行いました。
講師には医療法人社団豊治会 あかり歯科オフィス副院長であり、アローチャート研究会の理事も務めている、二俣 慎先生をお招きしてご講演して頂きました。
ところで皆さん、アローチャートってご存じでしょうか?ちなみに私は今回の定例会で初めてアローチャートを知りました。
アローチャートについて簡単にご説明しますと・・・・
収集された情報をケアプランに落とし込むまでのケアマネジャーの思考の足取りを、 〇(丸)や□(四角)、→(矢印)などの簡単な記号を使って図式化する事により、利用者やケアチームのメンバーに分かりやすく説明ができるなど、考えを見える化する事の出来る方法の一つです。
つまり、普段私達が頭の中で考え、話をしている事を図式化する事により、相手に分かりやすく説明する出来る事はもちろん、自分にとっても考えを整理し、分析する事ができるとても便利なツールという事です!
今回の定例会では、アローチャートについての講義と実際の事例を使用したグループワークを実施。グループワークでは1グループ6名程度の人数で、一つの事例に対し皆でアローチャートを作成しました。今回は殆どの参加者が初めての経験という事もあり、皆で相談しながら手探りで情報を見える化していきました。上手くまとめたグループの発表では、複雑に関係している本人のニーズや課題・問題などを整理し見える化した事で、初めて見る人でも分かりやすく、図式化する事による伝わり易さを経験する事が出来ました。
次回の定例会では今回の事例を通して更にアローチャートへの理解を深める内容となっております。今回参加した方はもちろんですが、参加できなかった方も是非参加し、実践で活用できるアローチャートについて学びましょう!