定例会開催報告 第63回「困った事例の対処法~在宅支援の現場から~」

2019-02-01

皆様こんにちは。当会幹事の成田元気です。平成31121日に開催した定例会の報告を致します。今回は「困った事例の対処法~在宅生活支援の現場から~」と題して、小規模多機能居宅介護から事例を出して頂き、困った事例シリーズのパートⅡを開催しました。

 

 講演では小規模多機能“癒庵(ゆ~あん)”の高蠣活哉さん(当会幹事)に発表して頂き、幾つかのテーマでグループワークを行いました。

今回の事例は、「一人暮らし・認知機能の低下・生活のリズムが不規則など」の状況から、通常のサービス利用が困難な方のお話でした。グループワーク①では「この事例の課題を抽出しましょう」、グループワーク②では「あなたの立場で考える支援策は」をテーマに、それぞれの職種の視点から考えられる支援策について話し合いました。グループワークでは毎回の事ながら、多職種の視点から様々な意見を聞くことができ大変に勉強になりました。そして、今回はそれ以上に小規模多機能が行える柔軟な対応サービスについても驚かされました。小規模多機能では、その日の利用者様の状況応じて、通所から訪問、通所から泊まりへサービスを変更する事ができ、その事で利用者様に合わせた生活を支援する事が出来るとの事でした。また、訪問の回数も状況に応じて1日に4回の訪問を行い、利用者様に合わせたサービス対応の実際を報告して頂きました。

高蠣さんからは、「(一部抜粋)サービスを中心としている介護保険の中で、一人ひとり生活に密着した支援が柔軟に行える。それが小規模多機能型居宅介護だと思っています」と話があり、小規模多機能の柔軟性や可能性を強く感じた定例会となりました。

次回は311日の月曜日を予定しております!2月に入りましたら案内を致しますので是非ご参加下さい!

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