定例会開催報告 第78回定例会「成年後見制度について」
第78回定例会の報告
皆さまこんにちは。理学療法士の成田元気です。令和5年11月30日に開催した第78回定例会の報告を致します！
今回の定例会は伊達市多職種勉強会との共催で行い、会場は伊達市民活動支援センターを使用した伊達市開催となりました。11月としては、寒さが厳しく路面状況も悪い日ではありましたが、参加者数は58名と大変多くの方々にご参加頂く事が出来ました。
今回の定例会では「地域福祉の推進と成年後見制度」をテーマとして、伊達市成年後見支援センター・権利擁護コーディネーターの山本 憲幸 様にご講演頂いております。
成年後見人とは、認知症や障がいなどによって、物事を判断する能力が十分でない方に対して、その本人の権利を守る援助者（成年後見人等）を選任することで、本人を法律的に支援する制度です。高齢化が深刻化するなかで認知症と診断される方は増加し、こういった制度を必要とする方は増えている状況があります。今回、山本様には法定後見のメリット・デメリットや今後の期待されている市民後見人の養成や法人後見人の導入についてのお話しを聞かせて頂きました。また、事例を通して権利擁護支援ニーズ早期発見の必要性などをとても分かりやすくご説明して頂きました。
成人後見人制度や権利擁護については難しい部分もありますが、これからの地域共生社会の実現には、関係機関や団体の相互理解と協力が必要不可欠となります。今回の定例会を通して、成人後見制度と地域福祉の繋がりの知識が一段と深まったのを感じました。これからもこのような研修の場を通して多職種が横の繋がりを広げ、そこから広がる包括的な支援の実現に向けて当会としても取り組んで行きます！
次回は１月・２月に定例会を企画中です！早いもので今年もあと一ヶ月となりました。今年も1年間ご参加・ご協力いただきありがとうございました！来年も引き続きよろしくお願い致します！
