開催報告 第2回在宅ケア推進市民フォーラムが開催されました
皆様こんにちは。西いぶり在宅ケア連絡会幹事の成田(理学療法士)です。
この度、平成25年11月9日土曜日に開催された第2回「在宅ケア推進市民フォーラム」について、私見を交えながら報告致します!
当日の朝は、初霜と初氷を庭で見つけた冷え込みの強い日ではありましたが、晴天に恵まれたとても穏やかな日となりました。今年は「もしも認知症になったら~その人らしく生きるためにできることはあるの?~」というテーマで、昨年度同様に寸劇と解説を織り交ぜた構成で行い、高齢者への地域支援の実際と理解、支援機関の役割紹介等を行いました。
特にこのフォーラムの目玉は、西いぶりの地域で保険医療福祉に関わる人達が演じる寸劇で、今年も笑いあり、涙あり?の和やかな雰囲気の中、参加者の皆さんと楽しく学べる時間を共有することが出来ました。今年の参加者は、昨年(200名)よりも多い250名で、その内の約半数近くが一般市民の方々の参加でした。市民の参加も昨年より1.5倍増加しており、これだけ多くの方々に参加して頂けた事を心より感謝致します。
さて、今回のフォーラムの寸劇の内容を簡単にご説明します。主人公は伊達登(だてのぼる)さんと妻:蘭子(らんこ)さんの高齢者夫婦です。昨年の市民フォーラムでは、登さんが脳梗塞という大病を患いながらも何とか自宅退院し、2人での生活を再開することが出来ました。今年はその続きのお話で、2人はお互いに支え合いながらも、色々なサービスを利用しながら在宅生活を継続しておりました。しかし、登さんの脳梗塞の再発、蘭子さんの認知機能の低下から、今度は蘭子さんへの支援が必要な状況となり、遠方に住む娘さんの協力が必要な状況となりました。遠方にいながら両親をみなくてはいけない娘の心情や葛藤、そしてそれを支援する地域の支援体制など、実際の場面を想定した寸劇を行う事で皆さんへ出来るだけ分かり易くお伝えしました。
今回登場して解説したサービスとしては、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・地域包括支援センター・小規模多機能型居宅介護支援・グループホーム・地域ケア会議・脳梗塞について・認知症についてなど、各専門職の皆様方に分かり易く解説して頂きました。
とても内容の濃い2時間ではありましたが、終了後のお見送りでは参加者皆様の多くの笑顔が見られた事や温かいお言葉もかけて頂き、今回のフォーラムの手応えを感じる事が出来ました。この市民フォーラムは来年も継続して行います!私の演技の腕も上げられるよう努力します!今年参加された方も、参加できなかった方も、来年の市民フォーラムの際には是非ご参加よろしくお願い致します!
以上、誠に簡単ではありますが成田からの報告でした。