定例会開催報告 第37回 『援助職のためのメンタルヘルス』~燃え尽きちまっていませんか?~

2015-08-21

皆さん こんにちは。広報担当幹事の成田元気です。
平成27年8月17日に開催された第37回定例会の報告を致します。

今回のテーマは『援助職のためのメンタルヘルス』~燃え尽きちまっていませんか?~と題して、当連絡会の幹事でもある三愛病院の竹内亮平さん(精神保健福祉士)からお話し頂きました。

第37回定例会(8月)の広報

講演のなかでは、「燃え尽き症候群(バーンアウト)」の症状や陥り易い状況と対策、また、職場内での上司としての役割や上司との関わり方など、実際に職場で起きやすい状況とその対策を、竹内さんの経験も踏まえながらお話し頂きました。

次にグループワークでは、「楽しく、モチベーションを高く働くためには?」をテーマに各グループで対話を行いました。グループワークで出た意見としては、①実際の燃え尽き体験として、「新しい仕事に対する疲労」、「上司からの一言」、「チームアプローチを行う際にうまく連携が機能しない時」、「この支援で良かったのか?という迷い」など、それぞれの燃え尽き体験を共有しました。そして、②メンタルヘルスケアのために取り組める事として、「今自分が何に一番困難さを感じているのかを振り返り整理する」、「困難さを職場やチームの中で共有する」、「職場内での事例報告を行い1人で抱え込まない環境を作る」、「業務終了後の時間の活用」など様々な取り組みについての話が盛り上がりました。

グループの発表の中には、「実は、意外と身近な人の疲れに気付きにくいのではないか?同僚が疲れている事を、利用者や他部署の人から言われて分かる時もある」など、自分や自分の周囲の人が疲れている事に気付きにくい側面もあるのでは?との意見も出ておりました。

今回の定例会を通し、燃え尽き症候群にならない為には、自分自身で気をつける事も大切ではありますが、相談できる職場環境や話しやすい職場の雰囲気を作る為、上司をはじめ、それぞれのスタッフも日頃より意識する必要があると感じました。
自分自身が元気でなくては、より良いサービスを提供する事は難しくなります。自分に合わせた対策を見つけ、これからもなが~く仕事を続けて行きたいですね!

 

 

 

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